令和3年7月22日(木・祝)、今年度1回目の社内研修会をオンライン形式にて開催いたしました。
前回同様オンライン形式での研修会でしたが、大きな通信トラブル等もなくスムーズかつ効率的に社員が講座を視聴でき、現在の労働環境の変化
に即した
社内研修会となりました。



◆専門分野講座①(認知症セミナー)

オフィス藤田 取締役 古城 順子様をお招きし、『脳の機能を理解して関係構築につなげよう』をテーマにご講話いただきました。
認知症とは、脳の萎縮や壊死によって脳が機能しにくくなる病気です。認知症患者の方が抱える症状は、物忘れをはじめ理解力・判断速度・作業能力の低下、精神的混乱や落ち込みなど脳の萎縮場所により様々で、脳の細胞が壊死しているため治る病気ではないそうです。したがって、認知症患者の方ご自身が一生懸命に取り組まれているつもりでも、失敗してしまうことが多々あります。そんなとき、周囲から一方的に怒られたり馬鹿にされたりすると、人間にとって一番大事な「尊厳」が傷つけられてしまいます。

認知症の方の尊厳を尊重するためにも、私たちは個人の違いに対する寛容さを持ち、当事者にしか分からない行動理由や気持ちがあるということを念頭に置いておく必要があるのだと学びました。またどんな疾患がある方でも出来ることや分かること、誇れるものが沢山あり、それらの力を発揮できるように手助けをすることも大切なようです。

さらに周囲の介護者にもまた、介護の大変さ等を含む”ご本人にしか分からない気持ちや葛藤”があります。当社の社員は、ご利用者様はもちろん介護者様と接する機会が多くありますが、両者に寄り添って話を聴く姿勢、共感力がとても重要だということを改めて痛感させられました。また傾聴力や共感力の大切さについては、私たちが日々の生活でも意識をして過ごすことで、良好な対人関係にもつながりそうです。



オフィス藤田
取締役 古城 順子様


◆専門分野講座②(施設での福祉用具導入)

『福祉用具等導入の際に留意したことと導入後の施設内の変化について』をテーマに、介護老人保健施設グレースホーム リハビリ部長 認定理学療法士 岩森 俊様にご講話頂きました。

介護老人保健施設への福祉用具・介護ロボット等の導入は、労働者の健康の保持・増進や心身の負担軽減のために、重要な要素のひとつとなります。例えば、一部の介助スタッフが腰痛に悩まされている場合、移乗動作や入浴介助などを行えず、結果として心身に不調のない他のスタッフにまで負担がかかってしまうことがあります。そのような状況を防ぐためにも、福祉用具専門相談員が適切な福祉用具を選定・提供し、使用状況まできちんと見届けることの大切さを改めて考えさせられました。

講師の岩森様の施設では、”介助する側・される側のお互いの身体にとって負担の少ないケアを実現する”という共通目標を掲げ、①介護対象者の残存機能を活用できる介助、②介助中の姿勢・動作の見直し、③福祉用具を正しい使用方法で積極的に活用することに着目されたそうです。また、福祉用具推進委員会の発足や勉強会の実施、施設内での人材育成・コミュニケーションにも注力するなど、福祉用具導入のために様々な視点から取り組まれたことをご説明いただきました。

ケアのプロが力任せな介助をせず、福祉用具を十分に活用することで、在宅復帰を目指すご利用者・ご家族へも福祉用具利用の指導・紹介が可能です。また、介護スタッフやご家族(介護者)が心身の不調をきたすことなく、長く安心して在宅生活を続けるためには、介助者の体調管理が不可欠です。これらのことを踏まえても、福祉用具・介護ロボット等の導入を通してご利用者や介護者にとって負担の少ないケアを推進することの重要性を、当社の社員がきちんと理解し施設へ説明することは、非常に大きな役割であると感じました。



介護老人保健施設グレースホーム
リハビリ部長 認定理学療法士 岩森 俊様


大変お忙しい中、貴重なご講話を頂きました講師の方々には、深く感謝を申し上げます。                                                                


3月13日(土)、今年度の社内研修会を初のオンライン形式にて開催いたしました。
例年、
集合形式にて年に5回開催していた研修ですが、今年度は新型コロナウィルス感染症拡大の影響もあり、実施できない状態が続いていたため、今回はオンラインでの社内研修会となりました。



◆文化・教養講座①

社会保険労務士法人 EMagency 代表 三輪 全子様をお招きし、『職場でのハラスメント防止にむけて』をテーマにご講話頂きました。
令和4年4月1日から、中小事業主で「パワーハラスメント防止措置」が義務化されます。具体的なパワーハラスメント防止措置としては、就業規則等に行為者への対処内容を規定し周知・啓発するだけでなく、相談窓口の設置や、事後の再発防止措置を講ずること、相談者・行為者等のプライバシー保護のための措置を講ずることなどがあります。さらに、パワーハラスメントについての相談を行った労働者に対して、不利益な取扱いをすることも禁止されています。
(当社ではすでに令和元年12月1日から「職場におけるハラスメント防止に関する規定」を設け対策を講じております。)

そもそも職場におけるパワーハラスメントとは、①優越的な関係(被害者が加害者に対し抵抗・拒絶できない関係)を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより③労働者の就業環境が害されるもので、①~③全ての要素を満たすものです。指導として叱る場合は、叱った後に相手を想ってのことであった旨を伝える、理解できたかを確認するなどのフォロー入れるだけでもパワハラ予防につながるそうです。パワハラは上から下だけでなく、下から上(部下から上司・社員から経営者)もあるとのことですので、私たち一人ひとりが気を付けなければなりません。
また、職場内のコミュニケーション円滑化を図るために、社員の名前を覚える(不適切なあだ名等を避ける)、挨拶をする、「褒める」と「叱る」の割合は8:2を目安とする、感謝を忘れないことなども大切だと学びました。どれも簡単なことのようですが、日々の業務に追われる中でつい疎かにしてしまいがちな部分でもあり、常日頃からきちんと心掛ける必要があると改めて感じました。

 



社会保険労務士法人 EMagency
代表 三輪 全子様


◆文化・教養講座②

『高齢者虐待防止と人権擁護について』をテーマに、天の杜合同会社 代表 岡山 隆二様にご講話頂きました。

介護を必要とする人自身の希望・要求(=デマンド)と、介護の専門的な視点からみて本人に必要なこと(=ニーズ)は必ずしも同じではありません。専門的視点からは適切と思われるケアが、本人にとっての幸せとは限らないため、介護をおこなう際はご利用者の意思および“その人らしさ”を尊重しつつ、客観的に必要なサポートを適切に提供していく必要があることを学びました。
高齢者虐待には、身体拘束や介護の放棄、心理的・性的・経済的な虐待など様々な種類がありますが、悪気なくおこなわれることも少なくないそうです。今回の講義のように、介護に関わる人々が虐待やケア対応の正しい知識を得られる機会を増やすことも、高齢者虐待を防ぐ第一歩となりそうです。
また施設等において、職員の方々が入居者様に対し、良かれと思って友達口調で話しかける場面は珍しくなく、職員側は良い信頼関係が築けていると感じていても、相手は嫌がっている可能性もあるようです。私たち社員、特に営業担当者は高齢者と接する機会も多いため、常に相手の気持ちを考えながら業務を行うことが大切だと感じました。
さらに、もし高齢者虐待を発見した場合、いきなり警察に通報するのではなく、まずは市役所や地域包括支援センター等の行政に相談するのが適切とのことでした。万が一に備えて、覚えておいて損はない項目を知ることができる貴重な機会となりました。



天の杜合同会社
代表 岡山 隆二様


大変お忙しい中、貴重なご講話を頂きました講師の方々には、深く感謝を申し上げます。                                                                


(営業本部 上山)


6月1日(土)に鹿児島市オロシティホールにて18拠点の営業担当者、モニタリング担当者、住宅改修専任者営業支援担当者が、一同に会し、今年度第1回目の営業担当者研修会が実施されました。

■文化・教養講座①

「新聞活用ビジネス講座」をテーマに南日本新聞社 読者局 読者センター副部長の重畠修一様にご講話頂きました。我々がいつも見慣れている”南日本新聞”が毎日どのように発刊されているか、その舞台裏から新聞の上手な読み方まで、新聞にまつわる様々なことを教えて頂きました。全国から毎日2500本程度の情報が送られてくる中、プロの目利きにより厳選した200本程度が掲載されているという内容に参加者は驚いていました。

ビジネスへの活用としては、新聞の記事に活用されている”相手に伝えやすい文章の書き方”として、5W1H+1Sの法則を分かりやすくご説明頂きました。それと同時に、文章で伝える内容には、”書き手の主観や物事の捉え方で文章の内容が変わる。”それと、”読み手の立場や考え方でも捉え方が変わる。”という事に、”伝える事の難しさ”というものを教えていただけた素晴らしい内容の講話でした。



南日本新聞社
読者局 読者センター副部長 重畠修一様


■文化・教養講座②

「売り上げを上げられる職場づくり」と題して、株式会社樹楽 代表取締役・食育日本料理家 梛木春幸様にご講話頂きました。梛木先生の講話は、消費者が求める元気、感動、繋がりという内容を研修の場でそのまま実践されていました。「仕事とは人を喜ばせる事」をモットーに、食育を通して行ってきた様々な他方面での取り組みも教えて頂きました。食育の大事さはもちろん、食がもたらす笑顔や絆のパワーを実感できる内容でした。

梛木先生が精通されていらっしゃる”食”の話を通じて”職”のあり方を教えて頂いた貴重な時間となりました。



株式会社樹楽
代表取締役・食育日本料理家 梛木春幸様 


■専門分野研修

卓上対話型支援システム/コミューン」についてユニバーサルサウンドデザイン株式会社 代表取締役 中石真一路様にご説明頂きました。

最初に全人口の12%にあたる1500万人もの人が「聴こえ」に関する何らかの悩みを抱えていることを教えて頂きました。よく、高齢者の難聴者(感音性難聴)の方へ、耳元で大きな声を出して伝えようとしている場面をよく目にしますが、実際は大きな声でも聴きとりづらい状況は変わっていないようです。より、聞こえやすい声を届かせるためには、声の大きさではなく、明瞭な音(声)で届けることが必要であると教えて頂き大変勉強になりました。

難聴は数種類あり、特に老人性の難聴患者には認知症と間違われて診断されるケースも少なくないようです。また、難聴がもたらす認知症へのリスクも教えて頂きました

難聴者(感音性難聴)に対してこのコミューンは、聞こえる事の楽しさを感じさせてくれる夢のような商品で、今後、高齢者が関わる病院、施設等への導入が増えていきそうです。



ユニバーサルサウンドデザイン株式会社
代表取締役 中石真一路様


大変お忙しい中、貴重なご講演をいただきました講師の方々には、深く感謝を申し上げます。                                                                   (国分営業所 寺田


11月4日(月)、鹿児島市のオロシティーホールにて、今年度第2回目の営業担当者研修会が開催されました。


◆専門分野講座

合同会社 KT福祉環境研究所 代表 松尾清美様をお招きし、『肢体不自由児・者の支援機器と住宅改修について』をテーマにご講話頂きました。

普段、我々は障害のある方に対して、「出来ない・出来にくい事を手助けする」事が、生活をお手伝いする事だと思いがちですが、松尾様は、障害のある方が「出来る動作」(例えば、指を動かせる・腕を動かせる・脚を動かせるなど)を見つけて、その出来る動作で操作可能な機器を探し、環境整備を行ない、自立心や発達を向上させる為の支援をされています。

環境整備をすると自立度は高まり、自分で動くようになると、脳の発達を促す事が出来るようになるそうです。

障害の種類にもよりますが、出来るだけ早い時期から自立移動の可能性を追求する必要があるとの事。実際の事例をいくつか映像で見せて頂きましたが、どの事例も驚くものばかりで、映像の中に映る親御さんの笑顔に胸を打たれました。

我々も、携わる方々が自立した生活を過ごして頂けるよう、可能性を見いだし、多職種の方々と協力しながら、福祉用具の選定や住環境整備に尽力して参りたいと思います。

 



合同会社KT 福祉環境研究所
代表 松尾 清美様 


◆文化・教養講座②

『ハラスメントのない職場づくり』をテーマに、株式会社 九州経済研究所 経営支援部 部長代理 中島文作様にご講話頂きました。

職場におけるハラスメントは、何らかの優位性が生まれると起こりやすいそうです。分かりやすいのは、上司と部下、先輩と後輩といった関係で、コミュニケーションが一方通行で、失敗やミスを許さない雰囲気がある職場は特に起こりやすいとの事。逆に、コミュニケーションがよく取れていて、多様性が認められ、身近な人からの支援が受けやすい職場は、ハラスメントが起こりにくいそうです。

ハラスメントが職場で起こると、被害者・加害者だけで無く、上司や企業への影響もあり、人材の損失や企業の存続が危ぶまれる事態となり、マイナスでしかありません。まずは個人が個性(長所・短所)を認め合い、コミュニケーションが図りやすい職場となれば、フォローしやすい環境作りが生まれ、自然とハラスメントが発生しにくい職場になるのだなと感じました。

 

 

 




株式会社 九州経済研究所 経営支援部
部長代理 中島 文作様


大変お忙しい中、貴重なご講話を頂きました講師の方々には、深く感謝を申し上げます。                                                                   (都城営業所 松元)


11月10日(土)に鹿児島市オロシティホールにて営業担当者研修会を開催いたしました。当日は全18拠点の営業担当者、モニタリング担当者、住宅改修担当者、営業支援担当者等が参加しました。

【ドイツ REHACARE 見学参加報告】
鹿児島営業所 肥後所長より、ヨーロッパ最大のREHACAREの展示会に参加した時の報告がありました。日本と違い、高齢者向けではなく、障害者向けの商品が多く、体を引き寄せられる吊り具が付属されている電動ベッド、セグウェイのような車いすなど、斬新的な商品が多かったようです。街を歩けば、車いすや歩行器などを利用されている方を多く見かけ、福祉用具が生活の中に溶け込んでいる様子に驚いたとのことでした。


鹿児島営業所 肥後所長 「ドイツ REHACARE 見学参加報告」


【今後の業務効率化に向けた取り組みについて】
営業本部より、業務効率化についての話がありました。「日々、当たり前に実施している作業が、本当に必要なのか?最善の方法なのか?」各自で自分の仕事の振り返りを行い、不要と思われることがあれば声をあげることが大切。まずは自分自身の仕事の手順、所要時間などを書き出して、見直していきたいと思います。


営業本部「業務効率化に向けた取り組み」についての話


【メーカー商品説明会】
ワイデックス株式会社 マネージャー・認定補聴器技能者 江川秀文様より、「補聴器の特性や提案方法等について」と題して、ご講演を頂きました。初めて補聴器を使用する方は、今まで聞こえなかった音が聞こえるようになることで「騒がしく感じる」方が多いことから、使用に際しては段階的に慣れて頂けるようにリハビリ期間が必要とのことでした。まずは、私たちが関わるご利用者の「聞こえに関する悩み」をいち早くキャッチし、情報を共有することが、問題解決の一歩であることを教えて頂きました。


ワイデックス株式会社 マネージャー・認定補聴器技能者 江川秀文様


【文化・教養】
浄土真宗本願寺派(西本願寺)妙行寺住職 井上従昭様による、「絆を深め 豊かな地球を」と題して、ご講演を頂きました。同院では毎月、地域の方々にも協力して頂き作業療法士による「健康相談」、薬剤師による「薬に関する相談」などの企画や、子供たちとの交流イベントなどを開催されているようです。また、世間的には避けて通るような「終活に関する話」や「死について語り合う」などの企画も実施されており、同院が取り組んでおられる地域への独自の関わり方を学ぶことができました。今後は当社の「地域における新たな役割」についても考えていきたいと思います。


浄土真宗本願寺派(西本願寺)妙行寺住職 井上従昭様


【セラピスト(PT・OT)資格者による発表】 ※PT:理学療法士 OT:作業療法士
今回は、営業・モニタリング職として活躍している8名のセラピスト資格者に「福祉用具専門相談員の業務を経験して思ったこと・感じたこと」と題して発表がありました。発表者が共通して感じたことは「福祉用具の種類の多さに驚いた」ということでした。発表者によって、着眼点は様々でしたが、その中でも最も印象に残った内容は「FIM機能的自立度評価表(Functional Independence Measure)」に関する話でした。まさにリハビリ職としての経験を「福祉用具の評価(モニタリング)にも活かしていきたい」という熱い思いを感じると共に、私たちもしっかりと理解し、実務に活かしていく必要性を感じました。


セラピスト(PT・OT)資格者による発表①

セラピスト(PT・OT)資格者による発表②

セラピスト(PT・OT)資格者による発表③


大変お忙しい中、貴重なご講演をいただきました講師の方々には、深く感謝を申し上げます。                                          (小林サテライト 柚木)